Pythonの標準ライブラリには、多くの便利なモジュールが含まれています。これらのモジュールを使用することで、様々なタスクを簡単に実行することができます。この章では、いくつかの主要な標準ライブラリについて紹介します。
os モジュールは、OS(オペレーティングシステム)関連の機能を提供します。ファイルやディレクトリの操作、環境変数の取得などが可能です。
# カレントディレクトリの取得
=
# 出力: 現在の作業ディレクトリ
# ディレクトリの作成
# ファイルの削除
# 環境変数の取得
=
sys モジュールは、システム関連の機能を提供します。Pythonインタプリタに関する情報やコマンドライン引数の取得が可能です。
# コマンドライン引数の取得
=
# 出力: コマンドライン引数のリスト
# Pythonのバージョン情報
=
datetime モジュールは、日付と時刻の操作に使用します。現在の日付と時刻の取得、特定の日付の作成、日付の差分計算などが可能です。
# 現在の日付と時刻の取得
=
# 出力: 現在の日付と時刻
# 特定の日付の作成
=
# 出力: 1990-01-01
# 日付の差分計算
=
= +
# 出力: 100日後の日付
random モジュールは、擬似乱数を生成するために使用します。ランダムな整数、浮動小数点数、シーケンスからのランダムな選択などが可能です。
# 1から10までのランダムな整数を生成
=
# 0から1までのランダムな浮動小数点数を生成
=
# リストからランダムな要素を選択
=
=
collections モジュールは、高度なデータ構造を提供します。namedtuple、deque、Counter などがあります。
# namedtupleの使用
=
=
# 出力: 10 20
# dequeの使用
=
# 出力: deque([0, 1, 2, 3, 4])
# Counterの使用
=
# 出力: Counter({'a': 5, 'b': 2, 'r': 2, 'c': 1, 'd': 1})
itertools モジュールは、イテレータ生成のための関数を提供します。無限イテレータ、組み合わせ、順列などがあります。
# 無限カウント
break
# 出力: 10 11 12 13 14 15
# 順列
=
# 出力: (1, 2, 3) (1, 3, 2) (2, 1, 3) (2, 3, 1) (3, 1, 2) (3, 2, 1)
json モジュールは、JSONデータのエンコードとデコードを行います。PythonオブジェクトとJSON形式の文字列の相互変換が可能です。
# PythonオブジェクトをJSON文字列に変換
=
=
# 出力: {"name": "Alice", "age": 25, "city": "New York"}
# JSON文字列をPythonオブジェクトに変換
=
=
# 出力: {'name': 'Bob', 'age': 30, 'city': 'Los Angeles'}
この章では、Pythonの標準ライブラリの一部を紹介しました。標準ライブラリを利用することで、多くの機能を簡単に実装することができます。次の章では、外部パッケージのインストールと使用方法について学びます。これにより、標準ライブラリでは提供されない追加の機能を簡単に取り入れることができます。