集合(set)は、一意の要素を保持するデータ構造です。順序は保証されず、重複する要素は含まれません。集合は数学の集合と同様に、和集合、積集合、差集合などの操作が可能です。この章では、集合の作成、操作、便利なメソッドについて学びます。
集合は波括弧 {} を使って作成します。集合内の要素はカンマで区切ります。
# 集合の作成
=
# 出力: {'apple', 'banana', 'cherry'}
また、set() 関数を使って集合を作成することもできます。
# set() 関数を使って集合を作成
=
# 出力: {1, 2, 3, 4, 5}
集合には add メソッドを使って要素を追加できます。
# 要素の追加
# 出力: {'apple', 'banana', 'cherry', 'date'}
集合から要素を削除する方法はいくつかあります。
remove メソッドを使って指定した要素を削除する(存在しない要素を削除しようとするとエラーが発生する)。discard メソッドを使って指定した要素を削除する(存在しない要素を削除しようとしてもエラーは発生しない)。pop メソッドを使ってランダムな要素を削除し、その値を返す。clear メソッドを使ってすべての要素を削除する。# 要素の削除(remove)
# 出力: {'apple', 'cherry', 'date'}
# 要素の削除(discard)
# 出力: {'apple', 'date'}
# 要素の削除(pop)
=
# 出力: 'apple'(削除された要素)
# 出力: {'date'}
# すべての要素を削除(clear)
# 出力: set()
集合の長さ(要素の数)は、len 関数を使って取得できます。
# 集合の長さ
=
# 出力: 3
集合は数学の集合と同様に、和集合、積集合、差集合などの操作が可能です。
=
=
# 和集合
=
# 出力: {1, 2, 3, 4, 5}
# 積集合
=
# 出力: {3}
# 差集合
=
# 出力: {1, 2}
# 対称差集合
=
# 出力: {1, 2, 4, 5}
集合には便利なメソッドがいくつかあります。
isdisjoint:二つの集合が共通の要素を持たない場合に True を返す。issubset:ある集合が他の集合の部分集合である場合に True を返す。issuperset:ある集合が他の集合を包含する場合に True を返す。 =
=
=
# 共通の要素がないか確認
# 出力: False
# 部分集合かどうか確認
# 出力: True
# 包含しているかどうか確認
# 出力: True
集合はループで繰り返し処理することができます。
=
# 出力:
# apple
# banana
# cherry
この章では、Pythonの集合について学びました。集合は一意の要素を保持するデータ構造であり、重複を排除し、数学的な集合演算をサポートします。次の章では、モジュールとパッケージについて学びます。モジュールとパッケージを使うことで、コードを整理し再利用することができます。