タプルは、リストに似ていますが、変更不可能(イミュータブル)なデータ構造です。一度作成すると、その内容を変更することはできません。タプルは、固定されたデータの集合を保持するのに適しています。この章では、タプルの作成、操作、およびタプルの特性について学びます。
タプルは丸括弧 () を使って作成します。要素はカンマで区切ります。タプルは複数のデータ型の要素を含むことができます。
# タプルの作成
=
=
=
タプルの要素には、インデックスを使ってアクセスできます。インデックスは0から始まります。
# 要素へのアクセス
# 出力: apple
# 出力: banana
# 出力: cherry
負のインデックスを使うと、タプルの末尾から要素にアクセスできます。
# 出力: cherry
# 出力: banana
タプルの長さ(要素の数)は、len 関数を使って取得できます。
# 出力: 3
タプルは他のタプルやリストを含むことができます。これをネストと呼びます。
# タプルのネスト
=
# 出力: (1, (2, 3), ['a', 'b', 'c'])
タプルのアンパックを使うと、タプルの要素を個別の変数に代入することができます。
# タプルのアンパック
=
, , =
# 出力: John
# 出力: 30
# 出力: New York
タプルを結合するには + 演算子を使い、タプルを複製するには * 演算子を使います。
# タプルの結合
=
=
= +
# 出力: (1, 2, 3, 4, 5, 6)
# タプルの複製
= * 3
# 出力: (1, 2, 3, 1, 2, 3, 1, 2, 3)
タプルの一部を取得するには、スライス構文を使います。スライス構文は タプル[開始:終了:ステップ] の形式で指定します。
# タプルのスライス
=
# 出力: (2, 3, 4)
# 出力: (0, 1, 2, 3, 4)
# 出力: (5, 6, 7, 8, 9)
# 出力: (0, 2, 4, 6, 8)
# 出力: (9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 0)
タプルは変更ができないため、以下のような用途に適しています:
# 複数の戻り値を返す関数
=
= 28
=
return , ,
=
# 出力: ('Alice', 28, 'London')
この章では、Pythonのタプルについて学びました。タプルは変更不可能なデータ構造であり、一度作成するとその内容を変更することはできません。リストと似た操作が可能ですが、データの安全性を保つためにタプルが利用されることが多いです。次の章では、辞書について学びます。辞書はキーと値のペアを保持するデータ構造で、データの高速な検索と操作が可能です。